府中緊急派遣村

突然の解雇、退職強要、名ばかり管理職、サービス残業、生活保護申請、生活相談など、お気軽にご相談ください。住所、連絡先等はhttps://fuchuhakenmura.hatenablog.com/entry/10931955

5.24集会 協力団体などのアピール

■府中派遣村のメッセージ 夜まわり三鷹(A)

 府中派遣村には、さまざまな困難を抱えた人たちが来た。派遣終了と同時に解雇され暮らしが脅かされる、職場でのいじめによって心が蝕まれる、野宿生活によって命が脅かされる。個別できな困難ではあるが、繋がりを絶たれることで生じているという点は共通していると思う。
 府中派遣村では生活保護申請や会社との団交も始まっていて、私たち夜まわり三鷹も参加している。なんとかしようと動いていみるとあれやこれやの困難があり、みんなでよってたかって悩みながら模索している。
 そういう府中派遣村の「とことんつきあう」感が、絶たれた繋がりを違う形やより太い形で縒り直しているような気がする。いっそのこと、縒った糸を縦糸と横糸にして、大きな大きな布をつくろう。縦糸も横糸も、「力加減」「太さ」「色」がばらばらで、ぐちゃぐちゃっとした布になるかもしれない。その布で世界を覆い、「生産性」とか「金儲け」とか「ちゃんとしてる」ってヤツを変えてやろう。
 夜まわり三鷹も、三鷹・武蔵野で暮らす野宿や野宿でない仲間と繋がって糸を縒っていきたい。一緒の布をつくろっていこう!




チェルシー有志

 障害者運動にとって生存権にまつわる問題は、大きな課題として取り組まれてきました。「「福祉国家」日本は、…養護学校、施設、コロニー増設等を、「善意」の名で飾りたて、親のしんどさをたくみに利用し、実は障害者自らの本当の想いを、命を、闇から闇へ葬り去ろうとしています。私達は、こう考えます。障害者にとっての労働とは、即、生きていくことであり、即、社会性であり、即、自立であると。」これは1972年に障害者団体大阪青い芝の会報に書かれたものです。ここには障害者だけではなく、人が生きているとはどういうことなのかについての重要な考えが示されていると思います。
 100年に一度と言われる不況のもと、ふたたび生存権に目が向けられるようになりました。これまでの生活保護世帯数や捕捉率から考えると遅すぎるくらいですが、これは多くの人が生きやすくなるように、世の中を変えることのできる機会だと思います。府中緊急派遣村はそれを逃すことがないよう、貧困や雇用の問題に可能な限り向き合ってきました。救う、救われるの関係ではなく、ともに生きていくことを目指し、いまも闘っています。
 チェルシーもまた、障害者と健常者がともに生きていくことを目指し活動してきました。ともに生きていくことはまた、差別をなくすることでもあります。
 あらゆる分断や差別をはねのけ、ともに闘っていきましょう。



東芝府中働く者ネットワーク

 大企業にはコマーシャルには表れない裏の顔がある。優しい顔して人を切る。東芝も例外ではない。府中では労使一体の職場八分が断罪され上野仁さんの人権が司法によって救済さるた。深谷では重光由美さんが、過重、上司叱責などでうつ病になったのに東芝は解雇した。これも司法によって解雇無効と断罪されたが会社が控訴中。さらに重光さんは18日には労基暑の労災不支給を司法が給付命令を判決した。このように、東芝において労働者の人権は司法経由によってかろうじて守ることになる。
 今回の相談においても、派遣切りをしながら後日の雇用をちらつかせて口封じをしたり、雇用延長制度の条件切り下げを強行したり、弱みにつけ込む汚さが明らかになった。
 私たちは、派遣村の通年化を共にし、東芝の裏の顔を暴き出し、人権を職場に根付かせる活動を続ける。
 
 東芝府中働く者ネットワーク(担当・松野)



多摩地域労働者組合くつろ木

 2月20日以降、他のスタッフの皆さんと行動を共にしてきました。
 4.18-19日の「三多摩大相談会in府中公園」の準備から今日までの約1ヵ月は、まさしく激動の1ヵ月でした。今でもその激動は続いていますが。予想されたとおり、派遣切り等により職や住居を失う等の受難にあい、困り果てて相談に来た方が多数いました。
 例えば現在、府中緊急派遣村労働組合で団体交渉している派遣会社(派遣元)では、去年3月末4743人いた派遣労働者が今年3月末では3098人となり、1年間で1645人が派遣切りされました。特にこの年度末は多く、1~3月で1366人が切られました。さらに、この会社は今後請負化の方針のもとに、派遣社員全員を切ることを、3月期決算報告の説明資料中で明らかにしています。今後、派遣村として、通年化の活動が是非とも必要です。
 激動の1ヵ月でしたが、また相談者の願いが少しでもかなえられ、ともに喜びあえたときの感動もひとしおでした。特に府中市生活保護・居宅保護を集団申請し、長い交渉の末保護を勝ち取り、アパートでの新生活を始められた時の喜び、また団体交渉の席上会社側に対し、堂々と「自分は、決して泣き寝入りしない。一緒に解雇された35人の人の悔しさの分も背負って闘う。不当解雇を撤回してほしい。」と述べるのを聞いた時、また団交終了後、「会社に言いたいことが言え、少し胸のつかえがおりました」とほっとした表情で話された時は、感動で胸がつまりました。
 闘いはまだまだ続きます。ともに闘いましょう。
   
 多摩地域労働者組合・くつろ木 (文責 川名法男)



■5・24「大相談会」報告集会&府中緊急派遣村労働組合結成大会へメッセージ

 現在、約14兆円と過去最大規模の補正予算の審議が国会で進められています。すでに給付が始まっている定額給付金など、有効な税金の使われ方がされていません。本当に必要としている人たちに再配分され、健康で文化的な生活ができる保障を国がしていくように、国のしくみを一緒に変えていきましょう。

 生きるって楽しい、と思える社会。いのちが最優先にされる社会の実現のために私もがんばります。

 動けば変わる。


 2009年5月24日

 参議院議員 川田龍平



■京王合理化と闘う会からのメッセージ

 京王合理化と闘う会は、京王(鉄道、バス)で働くすべての仲間の労働条件と権利を守るたたかいをめざしています。と、今まで自己紹介をしていましたが、闘う会として、守らなければならないたたかいに「生命」を付け加えなければなりません。
 昨年、京王電鉄バスの運転士が、現業長のパワハラによって自殺に追い込まれました。労務管理の一環として乗務員に対してアルコールチェックが過剰に行なわれていましたが、微量でもアルコールチェックに反応があれば、乗務を下ろされ処分される、そういう厳罰体制の中で現業長による罵詈雑言が個人に対して行なわれました。会社による「パワハラ殺人」として機関紙『連結器』で責任追及し、労務管理のためのアルコールチェック体制を改めろ、「殺される前にたたかおう」という運動をバスの仲間と続けています。
 京王資本は、2000年以降、コスト削減・利益追求のための分社化などのリストラを徹底的にすすめてきました。その中でバスをはじめ基本給の引き下げ、長時間労働、責任負担の増大などで、現場にうつ病などの精神疾患が激増しています。
 京王電鉄労組執行部は、こうした資本のリストラ策を支持し進めてきました。京王電鉄労組は、春闘要求を事実上放棄し、日常的な諸権利の剥奪に対しても何ら抗議ひとつしない完全なる御用組合です。また、正社員だけの労働組合であり、パート、アルバイトなどの非正規社員の組合加入を認めず、09春闘においても私鉄総連の統一要求である非正社員の賃金引上げ、正社員への登用などの要求を京王労組はネグレクトしました。闘う会は、この腐りきった京王電鉄労組執行部と対決し、労働組合の再生、闘う団結の再生をめざし闘います。

 派遣村運動に参加し、改めて派遣切りの実態、職と住居をいっきょに失ってしまう状況の深刻さを感じました。今後、京王合理化と闘う会は、派遣村運動の推進に全力で協力しつつ、京王の職場の中の非正規雇用の仲間に派遣村のたたかいを伝え、「困ったときは派遣村労働組合に入ろう」と呼びかけていきたいと思います。
 資本の解雇攻撃が正社員にも及んでいる今、これまでの正社員だけの運動にとどまるのではなく、派遣切りの最前線でのたたかいに大胆に合流していきたいと決意しています。よろしくお願いします。
(京王合理化と闘う会 野田浩二)
                
 最後に、カール・マルクスからのメッセージを転送します。
「労働者階級は、鉄鎖以外失うものは何もない。そして獲得すべきは全世界である。万国のプロレタリアよ。団結せよ!  1848年」



三多摩野宿者人権ネットワーク立川

 三多摩地域でも今年に入り、府中におきまして派遣村が誕生いたしました。私達、三多摩野宿者人権ネットワーク立川も微力ながら関わせてもらっています。

 派遣村が、この激動の日本の社会において棄民化を許さず、多くの人達とこれからも連携してやっていくこと、共に頑張っていきましょう。