府中緊急派遣村

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東芝府中工場内で働くフィリピン人労働者に対する雇い止め解雇撤回闘争へのご支援を!

東芝府中工場内で働く
フィリピン人労働者に対する
雇い止め解雇撤回闘争へのご支援を!

 3月7日、東芝府中工場で4年~16年間もの長きにわたって働いてきたフィリピン人労働者が今年3月末日で雇い止め解雇される相談を受け、府中緊急派遣村労働組合に10人のフィリピン人労働者が加入し、現在雇い止め解雇撤回を求めてたたかっています。
 東芝100%子会社の「東芝エレベーター」の塗装業務に携わってきた「株式会社中村塗装店」にパチェコ マルガーテさんらフィリピン人労働者はこれまで1年契約の雇用契約を更新し続けてきました。最高裁判例や労働契約法の規定からも、労働契約が反復更新され、実質上「無期雇用」と同じ実態がある場合は、「客観的で合理的な理由がない場合は雇い止めはできない」とされています。
 また、中村塗装店は、日本語の読み書き能力が充分でないパチェコ マルガーテさんらに日本語の雇い止め通知書を手渡すのみで、これまで英語の文書や説明を一切してきませんでした。これは、日本人従業員に比べて著しい差別的な扱いです。
 東芝本体のリストラが、パチェコ マルガーテさんら下請け労働者の雇い止め解雇という形で表れています。
 東芝の経営者は、自らの不正会計で業績が悪化した責任を一切取ることなく、東芝の社員や下請け労働者を物のように切り捨てようとしています。
 とりわけ、パチェコ マルガーテさんらフィリピン人労働者は日本人に比べて低い賃金・労働条件でさまざまな差別を受けてきました。
 彼らは、差別的な扱いへの悔しさから立ち上がったのです。
 好景気のときは、彼らを安く使い膨大な利益を上げながら、業績悪化と共に、解雇し使い捨てしようとする非人間的な扱いを絶対に許すことはできません。
 パチェコ マルガーテさんらは府中緊急派遣村労働組合の分会として、「KABISIG」(カビシギ、タガログ語で「腕を組む」の意)を結成。会社と団体交渉を行なう事にしました。
 是非とも、パチェコ マルガーテさんらの雇い止め解雇撤回のたたかいへのご支援をお願いします。

◎歴代社長が、不正会計を行い業績悪化に陥ったにもかかわらず責任を問われず、なぜ社員が犠牲にされるのか?
 「チャレンジ」と称し、歴代3社長が2,248億円の利益水増しを指示したと言われる東芝不正会計問題。経営者が自ら主導した不正会計による業績悪化を隠し通し、東芝は過去最悪7,000億円の赤字という歴史的な経営危機に陥りました。経営陣は責任を取らず(※一人も逮捕されず)、東芝グループ全体の5%=1万600人が人員削減されようとしています。こんな非道なことが許されるでしょうか?
ライブドア事件では…2004年度決算で有価証券報告書に虚偽記載し、50億円の粉飾決算を行った容疑でライブドア強制捜査され、2006年上場廃止。2011年に堀江貴文社長は、懲役2年6ヶ月実刑判決が確定し刑務所に入りました。

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