府中緊急派遣村

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ハロワ立川裁判第10回期日告知

ハローワーク立川雇い止め裁判の
ご支援お願いします!


【第10回期日】
8月24日水曜日、午後1時10分より
東京地裁606号廷にて
証人尋問
○原告側(本人、事務局長)
●被告(HW職相部長、管理部長)
※「東京地裁前」で情宣活動を行ないます。ぜひ、参加して下さい。
  8月24日 10:00~、東京地裁前(地下鉄、霞が関A1出口上)

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ハローワークの本当の姿は…
 皆さんはハローワークでこんな話を聞いたことはありませんか?
 「私(ハローワーク相談員)も実は、非正規なんです。来年はそちら(相談者)の席に座っているかもしれませんね」って。
 ハローワーク職員のうち、過半数以上が非正規職員(期間業務職員と言います!)で、皆さんに相談などの対応をしている職員の実に約7割が非正規職員なのです。
 「ハローワーク立川雇い止め裁判」原告の行光誠治さんは6年間就職支援ナビゲーター(4年間は早期就職支援員、その後の2年間は刑務所担当)として、ハローワーク立川で働いていました。
 ところが、その東京労働局とハローワーク立川は、行光さんを「雇い止め解雇」しました。

期間業務職員(非正規公務労働者)を
労働者として認め、雇い止め解雇を撤回せよ!
 当局は「雇い止め解雇では無い」と主張します。
 なぜなら、「『期間業務職員』との関係は『任用関係』であって、契約では無い。『労働契約』はないのだから、そもそも『雇い止め』ではない。」
 つまり、労働者ではないのだから、「労働契約法」や「雇い止め法理」などは適用されない。
 では、公務員として、認めるのかと言うと、期間業務職員の仕事は、1年限りの臨時的補助的な業務のだから、「公務員とは違う」といいます。
 ところが、10年以上働き続ける非正規職員がいて、彼等抜きには仕事が回っていかないのが現実で、刑務所出所者の就職支援や職業訓練の相談など、専門的な相談業務は彼らが担っています。

権力の濫用を許すな!
 当局は「任用」とか「委嘱」、「謝金」などと詭弁を弄し、非正規公務労働者を「労働者では無い」と言い張るつもりなのです。
 もちろん、期間業務職員は言葉こそ公務員だけに適用される「人事院規則」に定義されていますが、そのほかのことは何も決まってはいません。労働官僚は労働行政の分野で、様々に名目をつけて、自己の為に仕事を増やしてきました。
 ひとつは補助金行政で、いまや助成金なしには職業訓練も求職も求人も成り立たないまでになってきている。
 いまひとつは人材ビジネスに見られるような外部委託と非正規職員による委嘱化、専門化です。

ハローワークは超ブラック機関!
 これまでもこの国は公務員を労働者とは認めず、公務労働者の権利のはく奪と買収を続けてきたのですが、一方では、公務労働の現場に「非正規の使い捨て公務員」、「任用も解雇も自由な、格安の非正規」を持ち込んだのです。
 いまやハローワークブラック企業以上にブラックな超ブラック機関です。平気で「労働者では無い」と言って職員を「解雇」するハローワークブラック企業を指導できるはずはありません。
 公共職業安定所、いわゆるハローワークは民間の職業紹介機関や民間の人材ビジネスが労働者を動かして(移動させて)金を稼ぐのとは異なり、ILO(国際労働条約)88号(職業安定組織の構成に関する条約)や職業安定法に基づいて、労働者の職業の安定や労働者の生活の向上実現の為に設けられた公共の職業紹介機関なのです。

いよいよ証人尋問に入ります!
 本日予定されている証人は、原告本人と、今も現職でハローワークの期間業務職員として勤務されている「支援する会」の事務長局長です。
 また、被告(国、東京労働局、ハローワーク)側からは、ハローワークの職業紹介部門部長と管理部長が証言台に立つ予定です。

 被告(国)はこれまで準備書面で、「雇い止め解雇」した理由らしいことは何も述べず、5年も6年も昔に遡って「接遇に時間がかかっていた」などと本人が耳にしたことも無いようなことを、後出しジャンケンのごとく出し、原告本人を無能よばわりしようとします。
そして、「任用であって、契約(労働契約)は無いのだから、雇い止めや解雇などあり得ない!」と訳の分からないことを平然と言い放つ始末です。
 勤労者の味方のような顔をして、労働行政をつかさどる厚労省や東京労働局、ハローワークが、勤労者を本当はどのように見ているのか、はっきりと見えて来るではありませんか。

 いま、全国の津々浦々で、非正規公務労働者の闘いが巻き起こっています。茨木市の「大阪ハローワーク雇い止め裁判」をはじめ、全国のハローワークでさまざまな闘いが始まっています。
 「非正規の使い捨て公務員」は日本国憲法に完全に違反しています。
 この裁判は、非正規公務労働者を労働者として扱うことを求めて、闘われています。
 ぜひ、裁判の傍聴・支援をお願い致します。

ハロワ立川裁判支援する会