府中緊急派遣村

突然の解雇、退職強要、名ばかり管理職、サービス残業、生活保護申請、生活相談など、お気軽にご相談ください。住所、連絡先等はhttps://fuchuhakenmura.hatenablog.com/entry/10931955

パルパン配布報告

※通信ではお知らせしていますが、昨年8月よりNPO法人「立川さんきゅうハウス」の呼びかけで、生活困窮者へのパン配布事業を開始しました。一昨年から三多摩地域で「貧困問題」に取り組んでいた「三多摩アクション」のメンバー、野宿者支援を行っている「さんきゅうハウス」「三鷹びよんどネット」「たま・多摩川com.」「府中緊急派遣村」。そして養護施設卒業の若者を支援している「小金井ゆずりは」がその配布団体です。独立行政法人福祉医療機構の助成事業により、パルシステムのパン(パルパン)を配布しています。

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 今日のパルパン配布の報告をします。
 多摩コムの小山氏が四谷橋近辺を配布するので、府中は関戸橋下流の10名と公園1名を対象としました。
 昨日の雨が上がり空がきれいに澄みそんなに寒くはなかったのですが、風が強く中々前に進まないのには閉口しました。今置かれた状況のようです。

●配布物は、
①パン、ジャム
カップ
 聞き取りは、年明けに府中市内のお米屋さんから頂いた【お餅】を受け取るか否かの確認でした。実は、野宿者の歯は、長年の過酷な生活の為、抜け落ちている方が多く、よく噛まずに喉に詰まらすリスクが高いという考えでした。6名の方が、大丈夫です!お餅を食べたい、楽しみだ!との返事がありました。2/6に配布する予定です。

●配布者は4名。
 昨年から二人減りました。二人共今月からフルタイムで働き始めました。猛暑の中、寒風の中、自分の為でも無いことに不平不満も言わず、黙々と配布をこなして来た二人が、新しい職場に馴染み、続けることを期待します。この無償行為が、就労意欲を掻き立てので有れば有り難いことです。同例では福島支援を行うことで、社会的弱者の立場に立つという思いで介護職場に入り、現在は生活保護を脱却した2名の生保当事者がいます。
 役所の厳しい就労指導より、本人の気持ちが暖かくなる方策の方がよっぽど有効かと考えます。来月から、もう一人就労します。

●写真説明
左:餅も楽しみですというNさん
右:Nさんは収穫した大根を地中にうめ保存
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