府中緊急派遣村

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要求書 2月20日

<要求書>

            ○○○所長


 私たちは、劣悪な労働条件と期末あるいは派遣3年満期で解雇されかねない労働者の生きる権利を求めて立ち上がった。
 
 私たちは要求する。
 
1 派遣切りを許さない。
 ①労働組合もなく、孤立する立場の弱い労働者を不況や契約期間満了を口実に解雇するな。
 ②派遣の3年経過者を切るな。
 
2 正社員にせよ。
 ①派遣法を遵守し3年経過者に正社員になる権利があることを伝えよ。
 ②同じ職場に別の請負会社を仕立て社員を「出向」「天下り」させ自社の製品を作っているのは偽装請負である。直ちに解散させ全員を正社員にせよ。
 
非正規労働者の労働条件を向上しろ。
 ①今では各職場で3割とも5割ともいわれる非正規労働者は、隣りの社員と同じ仕事、あるいはみんなで共同して仕事をしているのに、ボーナスもなく賃金はピンハネされて半額で、有給休暇も無いとだまされて社会保険にも未加入のありさまである。
貴社は直ちに全ての非正規労働者の労働条件を調査し違法がないかを正し同じ仕事をする社員と同一の労働条件にせよ。
 ②そもそも派遣09年問題は、大企業が偽装請負を告発され06年に一斉に派遣に切り替えたことに起因する。言わば大企業の労働者使い捨ての身勝手が原因なのだ。自らの不正、不徳を省みず、貴社は社員に人権教育やコンプライアンス徹底を強調しているが、今こそ自ら率先して、失職する者、不当な条件下にあえぐ者の人権を、命を保証せよ。

4 私たちは貴社が要求を無視して派遣切りを強行するのであれば、一人の労働者の命と健康、職場を求めて助け合い、みんなの力で貴社の人道的、社会的責任を厳しく追求しつづける。
 今回面会すら拒否した理由と合わせて、以上の要求への回答を文書にて3月1日までにするよう求める。

2009年2月20日
                            
府中緊急派遣村実行委員会
連絡先
府中市八幡町1-4-1-501 スペースあしあと
電話 090-3085-7557 松野哲二