府中緊急派遣村

突然の解雇、退職強要、名ばかり管理職、サービス残業、生活保護申請、生活相談など、お気軽にご相談ください。住所、連絡先等はhttps://fuchuhakenmura.hatenablog.com/entry/10931955

年末相談会 報告とお礼

2010・年末大相談会 報告とお礼


2010年の年末大相談会は12月25(土)・26日(日)、好天の府中公園にテント村を設置して無事終了しました。皆さまのさまざまなご協力に感謝いたします。

多摩地域の各地から生活相談、労働相談の36名が来場し、じっくりと時間をかけた聞き取り相談が行われました。路上など生活困窮していた人のうち、15人が生活保護申請にいたり、1月17日現在、すでに5人が生保支給決定を得、アパートなどでの新しい生活を始めようとしています(申請者全員が支給獲得の見込み)。
こうした活動を支えるボランティアの方々も延べ100人を超えました。弁護士や社労士、市会議員、看護師、ハローワーク職員など専門家のほかに、新旧の支援者の方々、そして派遣村の村民・生保当事者などが、寒さをものともせず、献身的な働きを見せました。
2日間の現場カンパは8万7千円、また11月末から1ヵ月の間に、皆さまから送っていただいたカンパ総額は約44万円。お金のほかに、米や野菜、味噌、缶詰、衣料、毛布など支援物資が続々と送られてきたのも、今までになかったことでした。
おかげさまで昼・夜・朝の炊き出し合計300食超も、滞りなく配食できましたし、寒空の下で震えている人々にとりあえず清潔で温かい着替えを用意することができました。
特に今回は、行政の協力をいただき、府中のほか国立、国分寺市役所が米・餅など非常用物資を提供していただき、府中市生活援護課からは相談日両日、相談員への技術的アドバイスとして2名が参加していただきました。
さらに、相談会夜の宿泊場所のお願いに快く応じてくれた府中カトリック教会、聖マルコ教会の多大な協力がありました。
今回は特別企画として26日昼に、語りと歌の「元気村の集い」を敢行したしたことも初めての試みでした。昨春から支援を申し出てくれたプロ演歌歌手の岬ゆうじさんらの協力を得て、張り詰めた相談会にホッと一息のリラックスタイムとなりました。
私たちの取り組みは、産経、東京、朝日、読売新聞に紹介され、多摩地域全域からの相談と協力を得ることが出来ました。寒空の中、丁寧な当日取材をしていただき感謝しています。
府中緊急派遣村では、昨12月を相談月間として、不当解雇など労働相談にも力を入れ、年末相談会での相談も含め4件の労働争議の解決をめざし、現在取り組んでいるところです。
皆さまのご支援、ご協力に感謝申し上げ、今後ともどうか私たちの活動を見守り、変わらぬご支援くださるようお願いする次第です。

2011年1月17日
府中緊急派遣村