※年末困り事相談会二日目の報告です。相談会終了翌日15日の午前にスタッフメーリングリストに投稿されました。
最終日当日も朝早くから炊き出しや会場設営準備に多くの方が参加し、専門相談員としては4名の弁護士さんが相談にのって頂きました。
2日間の結果は
◎相談者数
●生活相談11名●労働相談4名
●健康相談2名
という結果でした。
生活相談者の中で、今日午前中に生保申請する方が、3名います。また、1名の方は、来年早々にも生保申請する予定でいます。
労働相談関係では、昨年のような即組合結成、団体交渉という緊急な事案はありませんでした。
健康相談者では昨日報告したように、高血圧症と言える野宿者2名がいました。内1名は、本日生保申請し医療へと繋げていきます。
今回の相談会でも明らかになったことは、生活困窮に陥ってもどうしていいか分からず、相談する相手もいない方が多いという事実です。例を上げますと
●4月まで清掃の仕事をしていたが、関節の痛みが激しく、治療費の捻出もできず、結果退職し生活費は借金で賄って来た。役所に相談に行きたかったが、追い返されるのではないかと恐怖感が先立ち、役所に行けず、朝日新聞に掲載された相談会の記事を見て来た。
●Aさん、50代。橋の下に野宿し約4年。交番の警察官から生保を受けたらとアドバイスされたが生保を受ける方法すら分からず、昔の野宿仲間を探し出し派遣村に繋がった。私と話した時、ポツンといいました。「凍死するのが怖かった」。
相談日両日、共に暖かく風のない穏やかな天候に恵まれました。昨日の炊き出しは、牛丼、野菜汁。すぐに無くなるという人気でした。私は、肉の入っていないタマネギ紅ショウガ牛丼を美味しく頂きました。
自公政権が大勝し、生活困窮者が救われず、ますます困窮度を増し、希望など持てなくなるような社会に深い憤りを感じています。
生活困窮者が住まいに、生活に不安無く過ごせ、明日への希望が持てるような社会になって欲しいものです。