府中緊急派遣村

突然の解雇、退職強要、名ばかり管理職、サービス残業、生活保護申請、生活相談など、お気軽にご相談ください。住所、連絡先等はhttps://fuchuhakenmura.hatenablog.com/entry/10931955

パルパン配布報告

 今回は関戸橋下流の10人を対象としました。府中の森公園のYさんは、2/17に府中市に生保申請し小金井市のSSS寮の個室にいるそうです。配布対象者は、10名、配布者は4名。配布物は、①パン、②ジャム、?府中市内のお米屋さん提供の餅でした。
 お餅は心配でしたので「前回、いかがでしたか?」という質問に、アルファ米と一緒に雑炊として、細かくして安全に食べました。腹持ちが良かった。温かく美味しい頂いた。と好評でした。カンパしてくれたお米屋さんにお礼を言いたいとの声も有りました。
 今回、長話をした方の報告をします。
●是政橋のKさん、74才。年金。
 いつもありがとうございます。本当に助かります。また、パンを美味しく食べていますが、自分達(理由あってこんな生活をしているが)よりも大変な暮らしをしている、例えば母子家庭の方々を優先した方が良いのでは?と指摘されました。
※私達「三多摩アクション」も気にかけているが中々パンの恩恵が行き届いていないのが現実です。野宿している皆さんのように、目に見える困窮者は解るのですが、生保を受けていない困窮者の方々が、手を上げないという目に見えない高い壁があるのが現実です。と答えましたが耳の痛くなる指摘を受けました。
●続いて、缶を潰すのに余念のないNさん、63歳。
 缶で生活している。今、キロ120円。1回で60キロほどを売って7000円ほどを得ている。月、21000円ほどの収入。食事は、1日1食。だから派遣村の差し入れは本当に有り難い。お金を貯めて貯めて、購入したのがソーラー発電機。2日の充電で、60時間ほど使える。今はテレビを楽しんでいる。価格?35000円だった。思い切って買ったんだと誇らしげでした。
 KさんもNさんも今の生活は自分に責任があり、甘んじて受け入れているとのことでした。しかし、苦しく厳しい生活を営んでいますがその考え方や潔さには感嘆します。

【写真説明】
①猫3匹と住むNさん。広い畑を持っています。小屋の周りに、梅、桃、柿、栗が自生しているので収穫しているそうです。②潰した缶が一袋で30キロ、隣のリヤカーに乗せ業者まで運んでいます③自慢のソーラー発電機
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