【2025多摩地域メーデー講演会】
女たちの戦後労働運動史〜草の根の女性労働
日 時:11月16日(日)13時15分開場
講 師:鈴木裕子さん
場 所:ルシーニュ6階プラッツ第2会議室
資料代:500円
【講師プロフィール】
鈴木裕子さん:女性史研究家・早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員。『広島県女性運動史』『水平線をめざす女たち』(以上ドメス出版)、『フェミニズムと戦争』(マルジュ社)、『女・天皇制・戦争』(オリジン出版センター)など著書多数。
1945年、日本の敗戦によってさまざまな「民主化」が行われた。
1947年4月に労働基準法が公布。「男女同一労働同一賃金」の原則が定められたが、一方で、男女の賃金格差は依然として「当り前」とされる現実に、教職員組合の女性教員たちが立ち上がった。また、バス車掌の女性労働者が人権無視の「身体検査」に抗議の自死、それを契機に撤廃を求めるたたかいが起こる、などなど草の根の活動が生き生きと広がっていった。
『女たちの戦後労働運動史』(未来社・1994年刊)にもとづき、戦後の女性労働者の権利獲得のたたかいについてお話しいだたきます。
「弱い立場にある労働者やマイノリティに連帯する女性労働運動の自立・発展こそ、すべての人の労働権を確立させ、労働組合を労働者のものたらしめていく鍵になるのではないでしょうか」(著者あとがき)
その上で、現在もなお賃金の男女格差があり、性差別が横行している労働現場の現実がある。戦後、女性たちが切り拓いた地平をもとに、今日的課題についても提起していただく。






